MSXについていろいろ書いていくブログ

1980年代のパソコンの1つであるMSXの歴史について調べたこと書いていきます。めざせ書籍化!

MSXだけじゃなく、いろんな8ビットパソコンの発売時期と特徴をまとめてみた(ブラウザ版)

各機種の発売時期と特徴

前の記事ではPDF版でしたが、ちょっと見づらい…。
ということで、パソコンやスマホで手軽に見れるように、検索機能を付けたりしたブラウザ版を作りました。

別サイトですが、こちらもどうぞ!

MSXなどの1980年代前後の8ビットパソコン機種一覧
https://www.retropctraditioner.net/
www.retropctraditioner.net

MSXだけでなく、
PC88シリーズ、MZシリーズ、X1シリーズ、FM77AVシリーズなどのMSXと切磋琢磨したマシンたち、
MSX以前の世代のマシンたちといった、
8ビットマシンを含めました。

随時更新していきます。

MSX各機種の発売時期と特徴をまとめてみた

本ブログでは

MSXユーザーの一人として、当時の様子を少しでも知っている人として、
MSXマシンの技術的側面だけでなく、メーカー各社がどのようなMSXを作ってきたのか、どう進化していったのか、とかいった情報を、できるだけ多くの材料を使って俯瞰的にまとめていけたらなと思います。

…だって、「昔はこんなしょぼかった」というような、一面的で短絡的で間違った記事を目にするのが嫌なんですもん…。

各機種の発売時期と特徴

ということで、俯瞰できるように、各機種の発売時期と、主な特徴を簡単に1枚の図にしたものがこちらです。

まずこの図の読み方としては、

  • 日本国内の流通ルートで販売されていた機種のみが対象
  • 特殊用途(教育機関向けや産業向け等)は対象外として含まず
    • 有名どころだと、パイオニアのPX-V7等は学校教育向けのため除外、大山産業のMX-2021も産業用なので除外、など
  • 各機種間の矢印は、私による独自解釈のもので、メーカーの意図とは異なるはずなので、ご参考までに
  • 各機種名の黒文字による説明は、「前の機種」との主な差分

MSX各機種の発売時期と特徴
(大きな画像は、こちらをクリックして、「オリジナルサイズを表示」をクリック)


むちゃくちゃ大きな画像になりました(汗。

あと留意点としては

  • メーカー名は若干「分かりやすさ」を意図した表現としました(日本楽器製造→ヤマハとか)
  • 機種名も「分かりやすさ」を意図しました(というかFM-Xだけ特例)

この図を書こうと思ったきっかけは、MSXの各機種の写真を機種名のアルファベット順に並べて掲載いるものを見て「これじゃなにがなんだか分からん!」と思ったので。

各機種を発売順に並べてみることで、当時のストーリーを追ってみたかったのです。
各社が各機種を、何を意図して開発したのか、どういうターゲットにどういう売り方をしたのか、が見れるかな、と。

日立のMB-H1を2つに分けて書くのなら、日本ビクターのHC-95/90も複数書いたほうがいいとか、ソニーのHB-F500も複数あるんじゃないかとかありそうですが、世の中の情報が少なすぎるので止めました。
三洋電機のMPC-27とかMPC-25FSとかも、情報少なすぎるので特殊用途用かなにかだろうと判断して、図に含めていません。

それと

この図、やはりプリントアウトしてみたいですよね。俯瞰したいですよね。

ということで、BOOTHにて販売することにしました!よろしかったらぜひどうぞ。
hellotocky-msx.booth.pm

地味なものなのに値段が張って、すみません。
まとまった需要が予想できないので、あらかじめ大量印刷でコスト削減することができず、1枚ずつのオンデマンド印刷になるからです…。

更新履歴

  • (2022/7/30)凡例の修正(RS-232C端子のアイコンは、モデムも兼ねてると追記)
  • (2022/7/31)ヤマハのYIS805/256に、RS-232C端子のアイコンを追加
  • (2022/8/6)BOOTHで販売するポスターの仕様を見直しました